電源タップ交換
まあ、みごとにオーディオ沼にハマっておりますが、もう何10年も前に購入した電源タップに不具合が出てたので、交換したいと思います。前回は電源コンセントを改善しました。
・現状の電源タップの差し込み口が甘くなってきた
・光回線にしたので、ONUが追加され電源が必要になった
・無線ルータがRaspberry Piに近く設置されている
ところが、オーディオ用の電源タップは、まあ、どれも高価!
本当にそれだけの効果があるのか疑問であったが、色々検索するとまさに理想の電源タップがあったのでご紹介します。やっぱり最後は自作が一番です。
用意したのは、
・アメリカン電気 マルチユース電源タップ 4口(KU-1130)と6口(KU-1330)、電源コードなし
●送り配線が可能で、VCT3.5㎟電線に対応する構造、内蔵コンセント・ケース材質に耐熱性・耐トラッキング性などを保有のハイスペックなOAタップです。
●接地形2P・15Aの定格で、合計15Aまで使用できます。
●一切の金具類を残さずアース金属が取り除けます。(後述)
電源コード(富士電線 VCT 3.5sq×2芯キャブタイヤケーブル)
2芯を選択するのがミソで、非常に安価です。(後述)
アメリカン電機 プラグ 15A 125V ナイロンカバータイプ NEMA(5-15)規格 7112GN
なんと全部で税込み¥1万以下はリーズナブルです。そしてこれらを少し工作いたします。
要するにとにかくノイズが入ってこうないように、アース関係の金属類をすべて取り除きます。日本の電源は別途アースをしなくてもホット側(長い方)でアースされているので大丈夫とのこと。日本ほど安定した電源を供給される国は少ないです。
タップのネジを取ると簡単に分解できますので、赤い丸部分のアース金具を全部取り外します。
長い6口タップもアース部分の金具類すべて取り外します。アメリカン電機はすべて取り除けるようです。
ですので、電源コードも2芯でOKです。
今回購入の電源コードはかなりビニール部分が厚みがあったので、少しタップ側を削りました。
差し込みプラグもこのようにアース部分が引っ張ればとれます。まったく金属類が残らないです。そしてそれぞれ電線をしっかりと圧着端子でかしめ半田します。こうすることで少しでも接地面を多くし流れをよくします。
このように送り配線が可能なので、電源系統を分けたりすることが可能です。期待どおりで使い勝手のよい電源コンセントが出来上がりました。
ですので、用意するコードはアースのない2芯を購入します。
なにも何万もするコンセントを購入しなくても、素晴らしいものが作成できます。
音質の変化ははっきりとあります。って、いいますか前がやはりひどかったようです。分解してみると錆が発生してたり、差し込み口も確かにゆるくなってましたので、きちんと電源が流れないのは歴然です。
高域がすっきりとし、全体的に厚みがでてきましたので、よい方向となりました。
オーディオ用棚も少し整理し、最下段は電源のみのスペースとします。
<ちなみに「フェライトコア」について>
いわゆるノイズ対策として、フェライトコアがありますが、絶対にオーディオ関連の電源コードなどには使用しないでくださいとのこと。
知らなかった。。
ノイズ以外に本来の音にかかわる部分まで取り除いてしまうとのこと
フェライトコアは、オーディオ側につけるのではなく、ノイズを発生しているクーラーとかパソコン類、冷蔵庫、扇風機などの電源コードでなるべく機器に近い方に設置してください。