Aoide DACⅡ

Aoide DACⅡ

さてさて、緊急事態宣言で自宅待機が長くなってますので、ここでI2Sの音を聞きたくなりました。

出荷や配達をしていただいた方は本当にご苦労様です。


少しおさらいデス。

◕I2S
Raspberry Piは、I2S (Inter-IC Sound)というインターフェースを持っていて、IC間で音楽データとクロックを同じ芯線に載せて伝送するため、音楽データとクロックのずれ(ジッタ)が少なく、精度の高い伝送が可能=高音質と言われています。

◕DAC IC
音質を決めるのはまずICです。
・Texas Instruments製 PCM51××系
・ESS製        ES9××× 系
・旭化成エレクトロニクス AK4490
こればかりは、それぞれの環境や搭載されているDACによって音色が違います。

◕そして重要なのがクロック
マスタークロックは「22 / 24 MHz」 と 「45 / 49 MHz」の2種類あるようだが、高周波の「45 / 49 MHz」の方が高音質。


Aoide DACⅡ
Fig-1:DACⅡ

っで、購入したのが、Aoide DACⅡ。

使用しているDACはESSのES9018K2Mで、マランツのネットワークオーディオ機器に搭載されており、定評のあるDACです。

DAC自体は384kHz/32-bitのPCMやネイティブDSD256が再生できます。
Raspberry piのI2S DACでDSD再生できるものは少ないです。

Fig-2:DACⅡとraspberry Pi4

そしてマスタークロックはなんと80/100 mhz 高精度マスタークロックで、これが決め手です。その他は、
・DSD256/128/64; 32Bit/384KHz(PCM)対応。
・ライン out: Frequency Response: 20Hz~20KHz +/-0.1dB S/N: -119dB +/-1dB THD+N: -120dB DNR: 127dB
・ヘッドフォン out: Frequency Response: 20Hz~20KHz +/-0.1dB THD+N: 0.0021% (16ohm load)
・Output Level: 138mW(+4dB gain)
・SNR: 93dB PSSRR: >100dB CMRR: 69dB
・専用カスタマイズOSにてDSD128/PCM384再生可能


Volumioでの認識

最新のバージョン(2.729)でも本DACはデバイスドライバーがありません。
少しバージョンが古くなるのですが、専用のVolumioをダウンロードします。

I2S DACのOnにすると「Aoide DACⅡ」が選択可能になってます。


音質

この値段でこの音質なら文句ないでしょう。人によって意見は分かれますが、いわゆる「どっしり・重厚系」ではなくちょっとさっぱりしたような「透明感」のある音のように聞こえます。
(あくまで個人の感想です)